火山のエネルギーの恩恵阿蘇内牧温泉の特徴
阿蘇山のカルデラに位置する阿蘇内牧温泉は、阿蘇温泉郷の一つで豊富に湧き出る温泉が特徴的な温泉です。
まさに活火山阿蘇山のエネルギーの恩恵を受けた温泉です。
一般的に温泉地というと、温泉街が形成され、ホテルや旅館が立ち並ぶ光景を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、阿蘇内牧温泉には温泉街というものは特に存在せず、ホテルや旅館が源泉ごとに点在するため他の温泉とは一味違った地域でもあります。
阿蘇内牧温泉は今から120年以上前の明治後期、油量の豊富さから温泉が発見され温泉施設が建設されるようになり、現在の阿蘇内牧温泉に発展しました。
阿蘇山観光では阿蘇内牧温泉を拠点として阿蘇山のカルデラ巡りなどを楽しむこともでき、ハイキングや登山で疲れた体を癒すのに最適な温泉です。
阿蘇山観光のハイライトとも言えるのが大観峰で、活火山阿蘇山の今を肌で感じられる場所です。
阿蘇内牧温泉は源泉の数が100近くあり、源泉の数でも他の温泉とは一線を画す豊富さを誇ります。
各宿泊施設では日帰り入浴も楽しめますが、11の共同浴場を利用して温泉情緒を楽しむというのもいいかもしれません。
阿蘇内牧温泉は規模が大きいため、共同浴場を利用する場合にはレンタサイクルを利用するなどして効率よく周るのがおすすめです。
阿蘇内牧温泉は数々の文豪や文化人が訪れたことでも有名で、夏目漱石や与謝野晶子といった文豪たちが愛した温泉としても有名です。
今でも文豪や文化人が宿泊した宿が現存しており、当時の状況を知ることもできます。
阿蘇内牧温泉の泉質
阿蘇内牧温泉の泉質は硫酸塩温泉が基本で、その他に3種類の単純泉が湧いています。
硫酸塩泉は美肌の湯としても知られていて、傷を癒したり火傷や慢性皮膚病にも効果があるとされています。
こうした温泉の効能は、傷ついた動物や鳥が温泉に浸かり癒しているのを目撃することで発見されることがあり、阿蘇内牧温泉もそれに類する傷を癒す高い効能がある温泉です。
カサカサ肌で悩んでいるのであれば、皮膚のターンオーバーを促す阿蘇内牧温泉はまさにおすすめの泉質と言えるでしょう。
阿蘇内牧温泉へのアクセス
阿蘇山へのアプローチ地点として訪れる人が多い阿蘇内牧温泉へは、駅または空港でレンタカーを借りてアプローチするのがおすすめです。
各地域から阿蘇くまもと空港までフライトがあり、飛行機を利用する場合は空港でレンタカーを手配することでおよそ40分程度でアクセスできます。
阿蘇内牧温泉へ向かうバスも運行されていますので、こちらも利用可能です。
鉄道を利用する場合は、JR豊肥本線阿蘇駅まで鉄道を利用し、駅から内牧温泉行きのバスに乗車することでアクセスが可能です。
福岡方面から車を利用する場合、九州自動車道熊本インターチェンジから国道57号線と325号線を経由して阿蘇内牧温泉へアクセスできます。