熊本県最古の湯として知られる日奈久温泉

日奈久温泉の特徴

日奈久温泉は、熊本県八代氏にある温泉です。
八代海に沿ったエリアに温泉街があって、歴史ある建物が並んでいるレトロ感のある街並みが特徴です。
海の向こう側には天草諸島を見渡すことができて、一部の温泉施設の露天風呂からはこうした美しい景色を眺めることができます。

冬の時季になると、この地方の名物である晩白柚を入れた晩白柚風呂というのが人気です。
さわやかな柑橘の香りが浴場に漂って、体を心から暖めてくれます。
この日奈久温泉には16ほどの源泉があって、湯量は1時間あたり140トンという豊富な温泉です。
そのためたいていの温泉施設はかけ流しとなっていて、新鮮なお湯を楽しめるのが魅力です。

この日奈久温泉は、江戸時代には藩が運営していたということもあって、街並みが歴史ある雰囲気で、観光も楽しめるのが特徴です。
以前には駅とそれぞれの温泉を行き来する乗り合い馬車が走っていて、旅館街の一つの風物詩となっていました。
600年も前から湯治のために多くの人が利用していた温泉で、歴史ある温泉街と由緒ある温泉を満喫できます。

日奈久温泉の泉質

日奈久温泉の泉質は、単純温泉で弱アルカリ性となっています。
癖がなくさらっとしたソフトなお湯ですので、誰でもゆったりとお湯に浸かってリラックスできるのがメリットです。
かすかに温泉独特の硫黄の香りがして、通常の場所とは違う感覚になれるのも特徴です。

お湯は無色透明で、湯温は約39.5度です。
旅館が所有している温泉の他に、共同浴場がいくつもあって、泊り客だけでなく日帰り入浴を楽しめるのもうれしいところです。

日奈久温泉は15世紀に発見されたと言われていて、その後も刀傷を負った武士が治癒のために利用するなど、湯治にも最適な温泉として親しまれてきました。
効能としても、やはり切り傷や関節痛、神経痛、リウマチなどとなっています。
さらに、温泉に入った後は肌がさらっとしてスベスベになるとの評判があり、美人の湯としても有名です。
熊本県では最も古い温泉の一つとして、多くの人に愛されてきた温泉の効果をぜひ試してみたいものです。

日奈久温泉へのアクセス

日奈久温泉へのアクセスは、自動車を使用する場合は日奈久インターチェンジで降りるのが一番です。
インターチェンジからはすぐ近くですし、看板も設置されていますのですぐにアクセスできるでしょう。
電車でのアクセスをする場合は、JR新八代駅もしくは八代駅で下車します。
もしくは、肥薩おれんじ鉄道の日奈久温泉駅で下車すると近いです。

他にも天草方面から船でアクセスすることもでき、八代港で降りてから車で20分ほどすれば日奈久温泉に着きます。
九州のさまざまな場所をめぐる観光をするのにも、立ち寄りやすい場所となっているのです。


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