九州の小京都人吉温泉

人吉温泉の特徴

人吉温泉は、熊本県人吉市に位置する温泉です。
熊本県を流れる球磨川に沿って源泉があって、川の様子を眺める形でお風呂に入れるのが自慢となっています。
50ほどの源泉があって広い範囲に分布しているため、人吉温泉は広い温泉街を形作っています。

現在のところ、人吉温泉には17の温泉旅館があり、他にも10ほどの共同浴場が設けられています。
宿泊してのんびりと温泉を楽しむこともできますし、ちょっと立ち寄って日帰り入浴をしていくこともできます。

人吉温泉は、500年以上の歴史を持つ温泉として知られています。
少なくても15世紀には、この地帯を支配していた戦国大名がこの温泉に入ったという記録が残されていて、昔から効用のある温泉として注目されていたことが分かります。
現在のような形で人吉温泉が整備され始めたのは1910年ごろとされていて、球磨川と万江川が合わさる付近に最初の温泉施設が設けられています。

温泉旅館に設けられている露天風呂からは、球磨川の美しい景色を眺められるのが自慢です。
春には見事な桜が見られますし、秋には色とりどりの紅葉を楽しめます。
さらには、球磨川名物の川下りをする舟の様子も見ることができて、この地方ならではの良さを楽しめるのが魅力です。

人吉温泉の泉質

人吉温泉の泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉と弱アルカリ性の単純温泉です。
源泉によって多少の違いがありますが、ほとんどは無色透明で無味無臭となっています。
他の温泉とは違いほとんど硫黄の臭いがしませんので、独特の臭いが苦手という方でも問題ありませんし、長く浸かっていられるのが特徴です。
湯温は40度から50度程度となっていて、源泉かけ流しの施設では若干熱めのお湯となっているケースもあります。

効能は神経痛やリウマチ、冷え性などです。
また、ナトリウム炭酸水素のおかげで、肌に保湿効果を与え美肌に役に立つとされています。
同じように皮膚炎にも効果があると言われていて、さまざまなメリットを期待できます。

人吉温泉へのアクセス

人吉温泉へ自動車でアクセスする場合は、人吉インターチェンジで降ります。
そこからは人吉市を通って来ることになりますが、看板もありますので迷うことなく到着できるでしょう。
鹿児島方面から来る場合、人吉球磨スマートインターチェンジで降りた方が楽です。

公共交通機関を利用する場合は、人吉駅で下車してタクシーやバスなどを使って温泉に行きます。
温泉旅館に泊まるのであれば、駅からは送迎バスが出ていることもありますので、前もってバス利用を予約しておくと良いでしょう。
飛行機で遠方から来る場合には、熊本空港から熊本駅に行き、そこから電車で人吉駅に行くというのがスムーズな方法です。


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