南紀太地温泉の特徴
南紀太地温泉は、和歌山県東牟婁郡太知地町に位置しています。
海に面した温泉なので美しい海岸線を見ながら温泉に浸かれるのが特徴です。
また、海岸線に近い温泉では波の音も聞くことができて、ゆったりとした独特の雰囲気の中で時間を過ごせるのも魅力となっています。
海岸線はリアス式海岸の地形ですので、海と半島の入り組んだ部分とのマッチングが見事で、水平線に見える船など飽きることなく見ていられます。
南紀太地温泉周辺は紀伊半島の観光地となっていて、自然を満喫できる散策路や公園、海沿いのグルメなどたくさんの魅力的なスポットがあります。
また、この地は大勢の漁師たちが沖に出ていって鯨を獲る古式捕鯨の発祥の地とされています。
こうした捕鯨に関する資料館があったり、鯨の身を販売するお店などもあってその名残を感じることができます。
温泉と共に観光を楽しめるエリアですので、旅行に来てゆったりと時間を過ごせるのがメリットです。
南紀太地温泉の泉質
南紀太地温泉の泉質は塩化物泉となっています。
温度は場所によって異なり、23.5度くらいから32.5度くらいと幅があります。
湯量は多く、浴場が大きく作られているためゆったりとした雰囲気を味わえます。
基本的に、南紀太地温泉で温泉に入るためには宿泊施設に泊まる必要があります。
効能としては、筋肉痛や打ち身、冷え性対策、疲労回復、関節痛などがあります。
また、婦人病や慢性消化器病などにも適しています。
こうしたことから、数日間泊まって湯治目的での滞在をする人もいます。
温泉に入ってみると、お湯の感覚としてはさらさらとした特徴を持っているところが多いです。
一部の温泉ではとろとろした肌感覚のところもあって、同じ温泉地でも多少の違いを感じられるはずです。
南紀太地温泉には複数の温泉施設がありますので、場所を変えてその違いを試してみるのも良いでしょう。
南紀太地温泉へのアクセス
南紀太地温泉に自動車でアクセスする場合、紀勢自動車道を使用することができます。
すさみ南インターチェンジが最寄りで、降りてから国道42号を進み60分程度で到着できます。
もしくは、阪神・西名阪自動車を使ってアクセスすることもできます。
その場合、柏原インターチェンジか郡山インターチェンジで降り、国道169号線に入ってから国道42号線経由で南紀太地温泉に行くことができます。
付近の観光地に立ち寄りながら温泉に行けますので、楽しいドライブとなるでしょう。
公共交通機関を利用する場合は、JRの紀伊勝浦駅で下車します。
そこからはバスやタクシーを使って移動することになります。
宿泊する施設によっては送迎バスを出していることもありますので、事前に確認してみると良いでしょう。