万葉の古人に愛された和歌の浦温泉

和歌の浦温泉の特徴

和歌の浦温泉は、和歌山市郊外に位置する温泉です。
温泉のすぐそばには海岸が広がっていて、雄大な海の景色を眺めながら温泉に入れるのが魅力です。
この温泉の名称からも分かりますが、この地は万葉集でも詠まれた美しい和歌の浦湾を一望できるスポットで、温泉目的だけでなく大勢の一般観光客も訪れる観光地となっています。
周辺には海水浴場や潮干狩りなどを楽しめるスポットもあり、季節を問わずたくさんの観光客でにぎわう場所です。

和歌の浦は古くから景勝地、そして行楽地として人々に愛されてきました。
19世紀にはすでに海水浴場が療養地として開業していて、たくさんの別荘が建てられるようになりました。
その後、電車路線が整備されると遠方からの観光客も訪れるようになり、海水浴だけでなく温泉を求めてたくさんの人で賑わいを見せます。

その特徴は、やはり温泉から眺められる海と入り組んだ湾のコラボレーションでしょう。
特に夕暮れの見事な景色は、時間を忘れて眺めていられるほどです。
この和歌の浦は長い歴史と美しい景観が評価されて、日本遺産ともなっています。
この地に複数の宿泊施設、温泉施設が建てられていて、こうした美しい景色と優れた泉質の温泉を楽しめるのです。

和歌の浦温泉の泉質

和歌の浦温泉は塩化物泉となっているので、舐めてみると多少の塩っぽさを感じられるはずです。
カルシウムやナトリウムも多少含んでおり、無色透明のお湯で、入っているとソフトで優しい感覚があります。
効能としては火傷や婦人病、神経痛、筋肉痛などとなっています。

温泉旅館の浴場は広々としていて、海に面した露天風呂が設けられていますので、景色を眺めながらの時間を過ごせます。
日帰り入浴が可能な施設もありますので、観光がてら和歌の浦温泉に立ち寄って温泉に入っていくのも良いでしょう。
どの施設も海にかなり近いので、海の景色と共に波の穏やかな潮騒を聴けます。
目でも耳でも楽しめる温泉として、落ち着いた雰囲気を満喫できるのが魅力と言えるでしょう。

和歌の浦温泉へのアクセス

和歌の浦温泉へ自動車でアクセスする場合、阪和自動車道を利用するのがベストです。
和歌山市に入って和歌山インターチェンジで降りてから、国道42号線などを通っておよそ30分で和歌の浦温泉に着くことができます。
どの宿泊施設、温泉施設にも駐車場がありますので、自家用車やレンタカーでのアクセスが便利です。

電車でのアクセスの場合は、JR和歌山駅で下車となります。
そこからはバスやタクシーを使って来ることになりますが、だいたい25分から30分というところです。
宿泊施設によっては和歌山駅からの送迎バスが出ていますので、前もって確認しておきましょう。


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