マナーを守らない大人が増えている
温泉はお風呂とは違い、大人数ではいることが特徴です。
家族や友達と一緒に入ることで、とても楽しく過ごせますよね。
しかし、他人に迷惑をかけないために最低限のマナーは必要でしょう。
実は、子供よりも大人のマナー違反が多いです。
子供の頃は温泉に慣れていなく、マナーをきちんと守るように気を付けて入る方が多いのですが、大人になるにつれ慣れと慢心でマナーを守らない方が増えていきます。
温泉は公共の場ですから、周りに迷惑をかけないように、きちんとマナーを守って入りましょう。
マナーと自分を守るためにするかけ湯
温泉の代表的なマナーの一つです。
かけ湯には、一度体を清潔するという目的があります。
お風呂に入るのだから、体を清潔にする必要がないのではないか?と思われる方もいるかもしれません。
しかし、かけ湯をしないとトラブルになりかねないのです。
なぜなら、温泉で最初にお風呂に入る方もいるでしょう。
それは、周りにとっては不潔と思われることも多いです。
周りに配慮するためにも、かけ湯は温泉に入る前に必ずしましょう。
また、かけ湯にはもう一つの目的があります。
それは、体をお湯に慣らすことです。
体を慣らさないで温泉に入ってしまうと、温度差により、急激な血圧の変化が起き、最悪の場合、心臓発作などを引き起こす原因にもなります。
マナーのため、そして自分のためにも必ずかけ湯はしましょう。
席とりは他の人を困らせる行為
温泉は複数人で行くこともあると思います。
そのとき、一人で複数の洗い場をタオルや桶などを使い、確保する方がいます。
それはマナー違反です。
お風呂には、たくさんの人が入りますが、その人数分洗い場が用意されているとは限りません。
場所をもので確保してしまうと、他の方が使えずに困ってしまいます。
席とりもしなくても、少し待つだけで順番は回ってきます。
皆が気持ちよくお風呂に入るために、気を付けましょう。
髪の毛やタオルを湯舟にいれないのは、ちゃんとした理由がある
髪の毛が長い人は、髪を結ってお湯につかないようにすることがマナーとして知られています。
このマナーは髪の毛に雑菌などが多いからと思われている方も多いですが、実は違います。
髪の毛はそこまで汚くないのです。
では、何故髪の毛を湯舟につけてはいけないかというと、抜けた髪の毛がお湯に浮いてしまい、周囲に不快感を与えてしまうためです。
皆が温泉に気持ちよく入るため、髪の毛はお風呂につかないように結いましょう。
また、タオルも髪の毛と同じく湯舟につけないことがマナーです。
タオルは毛が落ちないし、周りに迷惑をかけないのではないかと思われるかもしれません。
しかし、タオルも繊維が抜けます。
その繊維が、温泉の設備に絡みついてしまうと、故障してしまう原因にもなります。
温泉のために、タオルを湯舟につけないよう、気を付けましょう。
マナーを守って温泉を楽しく
マナーを守ることで、自分も周りも不快な思いをせず、温泉に入ることが出来ます。
マナーには、理由があります。
何故そのマナーがあるのか、理解してから温泉に入ることを意識することが大事です。
マナーを守って温泉を楽しみましょう。