歴史を感じながら気軽にお風呂を楽しめる和倉温泉
能登半島で一番大きい温泉地が和倉温泉です。
とても情緒ある街並みで、一本杉通り商店街といった沈金体験や和菓子作り、抹茶挽き体験など、昔ながらの体験が出来る風情ある商店街や、渡月橋、青林寺客殿といった観光地が周辺にあります。
和倉温泉は旅館だけではなく、町のいたるところにも足湯などの温泉スポットがあり、湯元の広場という場所では、温泉卵も作れます。
誰でも気軽に和倉温泉を楽しむことが出来ます。
また、和倉温泉は四季折々の食材も豊富で、春では天然フグ、夏では、サザエやアワビ、秋では新米、冬ではズワイガニを味わえます。
和倉温泉は情緒を楽しみながら気軽に温泉を楽しめる観光地です。
海の温泉ならではの豊富な塩分を含んでいる泉質
和倉温泉は、明治13年にドイツで開催された万国鉱泉博覧会で「世界三等鉱泉」に選ばれたほどの、上質な泉質と薬効が楽しむことが出来ます。
和倉温泉の源泉は、約80度の高温で無色透明です。
ナトリウム・カルシウムー塩化物泉(高張性弱アルカリ性温泉)という海の温泉ならではの、豊富な塩分を含んでいる泉質です。
効能は主に三つあり、傷や皮膚病に効く殺菌効果や、保湿効果、美肌効果が期待出来ます。
その他にも、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性などにも効果があるといわれています。
1200年つづく和倉温泉の歴史
和倉温泉は、1200年とつづく古い歴史のある温泉です。
薬師獄の西側(現在は湯の谷)で温泉が湧きだしたことから始まりました。
それから、日々の生活に温泉が利用されていましたが、開湯から250年程経ったころ、
近く変動が起こり、湯の谷の温泉は枯れてしまいました。
しかし、ある日、泡立っている海に傷ついたシラサギが体を癒しているのを住人が見つけ、気になり手を和倉の海に入れると、そこは温泉だと気づいたそうです。
それが、和倉の温泉を見つけた最初だといわれています。
そこから少し経ち、慶長16年に加賀藩二代藩主の前田利長が、その温泉を使って傷を癒していたことで、温泉の評判が高まり、18年の加賀藩三代藩主の前田利常が湯口の整備を命じ、湯島を造りました。
それが、現代までつづく和倉温泉の始まりとされています。
観光列車もある和倉温泉
和倉温泉は、電車で東京から金沢を乗り継いで3時間半、大阪からは3時間45分、名古屋からは金沢を乗りついで4時間、金沢からは1時間で行くことが出来ます。
バスでは東京から夜行バスが出ています。
また、和倉温泉から周辺の観光スポットへのアクセスは、電車だと観光列車というものがあり、七尾線観光列車「花嫁のれん」や、のと鉄道列車「のと里山里海号」で行くことが出来ます。
バスも、定期観光バスが出ており、観光スポットにも行きやすいです。
歴史を感じながら、温泉に入ることが出来る和倉温泉に是非行ってみてください。