熊本の代表的な温泉地、平山温泉
平山温泉は熊本の山麗の奥にあり、熊本の代表的な温泉地です。
山鹿温泉と並ぶ名湯として知られており、スパリゾートとしても有名な観光地です。
里山の風景が広がっていて、朝は鳥のさえずりで起き、夜には星空をゆっくり眺めることが出来ます。
また、他の温泉地と比べて家族湯と言われる全室貸し切り風呂が多いことから、家族連れに人気の温泉地です。
そして温泉地に欠かせないグルメは、平山温泉名物の菜の花米です。
平山温泉の春の風物詩になっている一面に広がる菜の花畑があるのですが、春の見ごろが終わったあとに菜の花を肥料として米をつくります、
菜の花米は平山を代表するお米で、九州米サミットでも最優秀賞を二回獲得しているほどの絶品です。
熊本の名物の馬刺しも楽しるお店がたくさんあります。
また、江戸時代には宿場町として栄えていたこともあり、史跡や古い建物を利用したカフェなどが多く建ち並んでいます。
温泉もグルメも楽しめるのが、熊本の代表的な温泉地の平山温泉です。
美肌の湯とも言われている泉質
平山温泉の源泉は、自然のきれいな地下から美容液のようなやわらかい天然のお湯が出てくることで有名です。
別名「美肌の湯」といわれています。
感触は、やわらかいぬるま湯で、温泉から上がったあともお肌にしっとり感が残るほど保湿力が高いです。
また、「山鹿千軒たらいなし」といわれるほど湯量が多いことでも知られています。
泉質は、アルカリ性単純硫黄泉です。
効能は、慢性皮膚病、婦人病、糖尿病、神経痛、冷え症、疲労回復などに効果があります。
皮膚病を治すためにできた温泉
起源は、延暦8世紀といわれる程、かなり古い歴史がある温泉地です。
その昔、里一帯に皮膚病が大流行し、男性は畑を耕すことができず、女性は布を織ることが出来ないため、生活することが困難になってしまいました。
その結果、里全体が衰弱してしまいます。
困った里の人が阿蘇大明神に皮膚病が治るよう、祈りを捧げると、一夜で天地がゆらぎ、高い山が開き、深い谷を埋めて現在のような平坦地が出来て、そこから熱いお湯が出たと言われています。
また、その湯を浴びた里の人たち達の皮膚病がみるみるうちに治ったとも言い伝えられています。
ちなみに、平山という地名もこのお話から命名されました。
阿蘇熊本空港から45分の場所にある平山温泉
平山温泉へのアクセスは、飛行機で行く場合、阿蘇熊本空港までの時間で、東京からは2時間、大阪からは1時間で着きます。
阿蘇熊本空港から車で45分程の場所に平山温泉はあります。
また、新幹線で行く場合、平山温泉の最寄り駅まで福岡から30分で行くことが出来る、とてもアクセス良好な場所です。
自然を感じながら、有名な美肌の湯を体験することが出来る平山温泉へ是非、足を運んでみてください。